えんとつ町のプペル完成披露試写会に行って思うこと【やれることやろう】

Thoughts

こんにちは。あっきーです。

2020年12月13日。この日に映画「えんとつ町のプペル」の完成披露試写会がありました。

クラウドファンディングのリターンとしてこれに参加する権利がもらえて、東京国際フォーラムで行われました。
12月25日から公開なんですが、僕はこれに参加して一足先にえんとつ町のプペルを見てきました。

とにかく感動の連続で、会場が涙で潤っていたんですが、今回はその感想をお話します。
(ネタバレ注意。)

えんとつ町のプペルって?

そもそもえんとつ町のプペルはどんなストーリーかというと、

えんとつの煙で空が見えない町で1人の少年「ルビッチ」とゴミから生まれたゴミ人間「プペル」が、星を見ようとあれこれ行動する物語。しかし、その思いを揶揄する人がたくさんいる中それでも立ち向かう姿が見れるストーリー。

です。

一応、「絵本の映画化」ということになっていますが、西野さんは映画の構想が先にあって、その一部をまとめたのが絵本とおっしゃっています。

なので、絵本の内容とはまるで違った、より壮大なストーリーとなっています。

圧倒的クオリティとストーリー性に感動

とりあえず、一言で表せば「感動」ですね。
ストーリーはもちろん、画もびっくりするぐらいきれいで迫力がありました。

  • 「えんとつ町」という複雑な構造の街をきれいに再現
  • 主観のシーン(ある人物から見た景色)があって、まるでVRのよう
  • CGだけど温かみのあるキャラクター達

とにかく、画の迫力に圧倒されます。

子供も大人も楽しめる構成

また、ストーリーの構成もすごかったです。特に誰もが楽しめる、家族で楽しめる設計になっているのが本当に良かったです。

序盤はアクション多めの子供向け

序盤は「ルビッチとプペルが出会い、ごみ処理場に捨てられそうになり、脱出する」というシーンが描かれているんですが、これが本当に面白いです。

BGMがディズニーのようなかわいらしくポップな音楽で、ケーブルにつかまってターザンしたり、トロッコにのって冒険したりと、子どもが楽しめそうなシーンが続いています。

序盤にこれがあると、こどもも飽きずに見れるので、そういう設計を西野さんは考えていたのかなと思います。

中盤は重く考えさせられるシーンで大人向け

中盤に差し掛かると、プペルの存在によってルビッチが仲間外れにされていき、ルビッチが星を見ようとしているということをプペルが他人にばらしてしまい、互いに関係い亀裂が入ってしまします。

さらには、プペルが1日を終えるといつも臭くなっていることにルビッチがいら立ちを見せてしまいます。
ここのシーンが本当に重かったです。

しかし、2人は真実を知り、関係を元に戻します。

このシーンでは「友達」というのがキーワードで、あんなにけなされたプペルも「友達だから」の一言でルビッチを許しています。
しかも、毎日臭くなって帰ってくる理由が、ルビッチがなくしたブレスレットを探していたためだということが分かり、一気に感情が膨れ上がりました。

ここは完全に大人向けのシーンとなっていますね。

終盤はアクションと語りかけの全世代向け

終盤では、ルビッチとプペルが星を見るために空へ行き、煙を消そうとします。

ここは、市民と王族との闘いシーンがあったり、空の悪天候の中を突き進むシーンがあったりと、大迫力のアクションがあるなか、ルビッチの信念に市民みんなが手を貸すようになったり、ブルーノの語りが入ったりと、大人向けのシーンともなっています。

最後はみんなが楽しめて、ルビッチの(みんなの)夢が叶い、ハッピーエンドで終わりました。

伏線も面白い!

また、作中にはいくつかゾッとする伏線回収があります。

例えば、プペルが裁縫の仕事をする家が「1年前亡くなった人の家」だったんですが、そこの壁には船の設計図が貼ってありました。後からこの家がブルーノの作業場だと分かるんですが、そのブルーノ自身も船で星を見に行こうとしていたので、最初の船の設計図がここにつながっていたことにびっくりしました。

また、プペルとルビッチは何かうまくいくとグータッチをします。これは、初見だと複雑で何をやっているかはっきりしないんですが、プペルは初めてでもこれをすることができました。
後から、ルビッチブレスレットがプペルの体の一部になっていたことが分かります。

そしてこのブレスレットが実はブルーノからもらったものなんですね。ここから、プペルが父の化身(のような存在)だといういうことがわかります。

実際最後の場面では、プペルがブルーノのようなふるまいをするので、とんでもない伏線だったなと思います。

構成に関してはだいぶ大雑把なまとめになっていますが、見ればわかります。すごすぎます。

ストーリーの中で思うことまとめ

えんとつ町のプペルは本当に考えさせられる内容なので、僕の感じたことをありありと書かせてもらいます。

僕らは大人になっていくと、どうも世の中の流れに沿って生きようとします。
皆がいくから自分も大学に行こうと決断したり、
嫌われるからあまり大きな行動は起こしたくなかったり。

さらには自分に制限をかけようともします。
言い訳ばかりして何もしなかったり
やれることもやらずにとっとと諦めてしまったり。

でも僕らはもう一度改めないといけないなと思うんですね。

作中でもいろんな教育がありました。

ルビッチは言います。「誰か星を見たのかよ。見てもないのに、まだ分からないじゃないか。」
僕らは勉強ができます。十分賢く、知識も持っています。ただ、それが逆に、「予測」の力を生み出し、自分の限界を予測してしいます。もっと可能性あるものを試してからではないのなか?

プペルは言います。「トモダチですから」。
僕らはちょっと自分に都合が悪いことがあると、他人のせいにしたり、些細なことで他人との関係を切ってしまいます。
また、極端に損得で関係を築いてしまいがちです。
もっと純粋に「好きだから」という感情で関係を保ったりしてみてもいいのでは?

ブルーノは言います。「できない理由を海に捨て、言い訳、御託を海に捨て…」。
ちょっと不都合なことがあると、自分には無理、時間がないなどと言って自分に制限をかけています。
確かにそれは楽なことですが、どんどん自分の世界を狭めることになると思います。
言い訳を全てなしにしてもっと目の前のことに全力になってみては?

また、人間には悪い人はいません。ただ、自分の信念を元に行動をしているだけです。
ルビッチもプペルは、星を見たいという一心で行動し。
王は、自分の国を守るために外の世界との関係を断ち
アントニオは、自分の本当の弱さを隠すためにボスのようにふるまい…

信念を持つことがとても大事です。自分はこれをして、これはしないという意思は人を輝かせるからです。ただ、信念が違えば当然、衝突が起こります。

その時に、相手の信念を踏みにじるのか、相手の信念を尊重しつつ、自分は本当にそれで正しいのかを考えるべきではないのでは?

アントニオは小さいときに星を見た経験があります。ただ、「そんなことありえない」と好奇心に蓋をして星をみた事実を封印しました。
しかし、ルビッチのキラキラした目を見て、星が見つかってしまうと自分が諦めたことが露わになってしまうことを恐れ、傲慢にふるまっていました。

ただ、内心では星は間違いなくあるという確信もあり、それを最後に認めています。
アントニオは確かに最初は傲慢でした。ルビッチやプペルの信念を壊そうともしていました。でも、最後はそれを受け止め自分が変わるべきだと認めることができました。

僕はアントニオなんだなと思います。そして多くの方もアントニオなのではと思います。

今まで避けてきたことが実はやるべきことだと確信しているのに、それができない。だって、今まで避けてきた自分を否定することになるから。

でも、それでも受け止めるしかない。そこからがスタートだと僕は思います。
疑いも大事ですが、信じることも同じくらい大事です。

ちょっとダラダラ書いちゃいましたが、僕が思うに。
もっと目の前のことに本気になって、
やれることはどんどん試して、
もっと自分を信じて、
できない理由なんか捨てて、

そうやって毎日を迎えるべきだと思います。

僕はこんな作品をもっと前から知って応援できていれば、と思うほどです。これが一番の後悔です。
コロナウイルス時代の中こんな映画を見れるのはラッキーです。
12月25日に必ず見に行きましょう。

そして、どんどん挑戦と応援をしていこう。

それでは、また。

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